押しつける人には感謝する精神がない
バランス感覚が欠けているのが押しつける人
何かと理由を付けて、仕事や面倒なことをさらりと押しつけてくる人、あなたの周りにもいませんか?
お互いに、交互に負担を分担し合うのなら、良いんです。
心にストレスも溜まりません。
だけど、「あれー、すごい一方的じゃない?」と感じる押しつけが、日常には溢れているんですよね。
得意なこと、不得意なことを分担してるとか、そういうレベルじゃなくて、
そんな言い訳で、のらり、くらりと、面倒なことから逃げて、自分だけ楽をしようとしている人たちがいます。
けれど、本人に向かって、口に出して文句は言い辛いんですよね。
でも、心の中では「ずるいなー」と感じてしまうのは、あなたがその分頑張っているから、代わりに仕事や雑事をこなしているからではありませんか?
感謝しない人、いつも押しつける人の願いには応えない
人間のよくできた人なら、こんな標語を掲げて生きることもできるでしょう。
でも、それってすごく難しいことです。
恩ではなく、仕方なく、仕方な~く相手に与えてしまうこともありますよね。
そんな時には、与えた分は返して欲しい、と本音では思ってしまうもの。
いつもお世話になっている人にはこっちだって頑張って応えるぞ!と、思えるけれど、いつも押しつけてばかりの人には、「たまには代わってよ!」と叫びたくもなりますよね。
でも、押しつける人には、感謝の心理なんてこれっぽっちもありません。
自分がやるのを嫌だから、面倒だから、他に優先することがあるから、たまたまそばに居て、やってくれそうな人をターゲットにしているということも。

何てひどい奴が世の中にはいるんだ!
そう思いたいですが、そう思えるほど優しい人ほど、損をしてしまうんですよね。
押しつける人への具体的な対処方
仕事であれば、仕事の配分や分担が余りにおかしい場合には、直接本人に訴える、または上司や先輩に訴えるなど、外部に働きかけるようにしましょう。
直接文句を言うことに効果があることもあります。直接反抗されることで、すんなり言うことを聞く人も中にはいます。ただ、何を言っても無駄、という場合もありますよね。
ですが、押しつける人、に押しつぶされそうな場合には、我慢は禁物です。
部署替えや異動を訴えたり、転職も視野に入れ、メンタルをつぶされないように気を付けましょう。
ご近所の人や、親戚の場合には、言っても仕方が無い、というレベルに達することもあります。それでも、関係を放棄することができないから悩んでしまうのですが。
そんな時には、お金で解決! お金を出してもらって、その分作業を外部委託するなど、金銭での解決に持ち込めると、すっきりすることも。
それでも、上手くいかない場合もありますよね。
人間関係を壊したくない。嫌われたくない。
そうした考えから、相手に一言文句を言うのを抑えてしまう人もいるでしょう。
でも、言わないことで損をしてしまうくらいなら、嫌われても、相手との付き合いがなくなったとしても、言いたいことを言った方が良いんです。
優しい人、気配りのできる人ほど損をしてしまう
押しつける人は、とにかく押しつける相手を選んでいます。
言ったところでやってくれないと分かっている相手には、頼むようなことはしませんし、頼んだことで自分が損をするような相手には頼みません。
なので、自分が押しつけられやすい、頼まれやすいと感じていて、それが嫌だと思っている場合には、反抗すること、嫌だと言うことも大切になります。
自分は悪いことをしていないのに、相手が気を付けてくれれば済むことなのに。
当然、それは正しい考え方なのですが、正しさやモラルがないのか、迷惑な人の特徴です。
良い人や、普段からお世話になっている人に対してまで反抗的な態度や無骨な態度を取る必要はありませんが、迷惑な相手には、「迷惑です」と伝える手段を持ちましょう。
自分にとって都合の良い相手でないと分かれば、押しつける人は、あなたの周りから身を引いていくでしょう。
はかりさん! のように、ちょっと斜め上から、相手を責めてみるのはいかがでしょうか?
はかりさん! 第五話