【自動車整備士】全国で就職に強く求人数が多い技術系国家資格

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自動車整備士は全国に就職先がある給与上昇中の技術系国家資格

国家 基本学修年数 専門・大学校 短期大学 大学受験難易度
2~4年 2~4年 2~3年 低~中

※大学・大学院は、選ぶ大学によって難易度が異なります。

※資格の種類によっては、2年×2年の学習を行うために4年間学校に通うケースもあります。

自動車整備士は資格取得者を中心に修理・点検・整備をメインに行う仕事

カーディーラーや自動車修理工場で働く一般的な自動車整備士は、車のメンテナンスや修理、点検が主な仕事です。よくある修理作業には、ウィンドーの上げ下げやエンジン音のトラブルといった車の不調の修理がある他、定期的な点検作業・車検整備も必須業務です。

 

カーディーラーには自動車整備工場が併設されているので、常駐の自動車整備士はそこで作業をしています。自動車に電気制御が組み込まれている現在では、不調のある箇所を診断するのはパソコンです。パソコンに車をつなげて不具合がどこにあるかを診断し、それを元にして知識や経験から実際の不具合を発見し、修理する必要があります。

 

車は、商業車であれば1年毎の点検、2年毎の車検が義務付けられています。一般的なドライバーの普通車両でも、新車で3年後から、その後は2年毎に車検が必要です。そのため、点検作業と整備作業も日々の業務の中心を占めることになります。

 

整備工場などにおいて車の整備を依頼する顧客は車に対して不具合を感じているため、それがどのようなトラブルなのかを、顧客との会話の中で判断していく必要があります。目に見えるトラブルばかりではないので、異常音や振動などのトラブルから、実際にどこで何が起きているのかを判断し解決するまでには、知識や技術と経験の蓄積が必要です。

 

車の部品点数は、2万~3万点はあるとされていて、車は、部品数の多い工業製品の一つです。そのため、自動車整備に関する知識の専門教育と、整備の経験が必要です。また、近年では安全性能を高めるために電子制御機能が次々と追加されているため、電気に関する知識のある自動車整備士が求められてます。

自動車整備士のための国家資格の種類、及び「登録試験」と「検定試験」

自動車整備士になるには国家資格が必要ですが、国が実施している「検定試験」と呼ばれる自動車整備士の試験を受験する人は少なく、一般的には日本自動車整備振興会が実施している「自動車整備技能登録試験(登録試験)」を受験する人がほとんどです。

養成学校や、講習、教材なども「登録試験」を念頭に試験対策を行っている他、養成施設で登録試験が行われることもあり、登録試験に合格後、2年以内に自動車整備士の国家資格取得のための申請を行うルートで自動車整備士になるのが一般的です。

 

自動車整備士は国土交通省が認定する技術系の国家資格の一つですが、自動車整備士には、三級自動車整備士二級自動車整備士一級自動車整備士があり、さらに特殊整備士があります。

 

三級、二級、一級、特殊について、それぞれに、三級4種類、二級4種類、1級3種類、特殊3種類の免許に分かれています。

三級 三級自動車シャシ整備士 三級自動車ガソリン・エンジン整備士 三級自動車ジーゼル・エンジン整備士 三級二輪自動車整備士
二級 二級ガソリン自動車整備士 二級ジーゼル自動車整備士 二級自動車シャシ整備士 二級二輪自動車整備士
一級 一級大型自動車整備士 一級小型自動車整備士 一級二輪自動車整備士
特殊 自動車タイヤ整備士 自動車電気装置整備士 自動車車体整備士

 

自動車整備士については、二級ガソリン自動車整備士・二級ジーゼル自動車整備士が一般的に求められている資格ですが、電気自動車の普及などもあり、近年では一級小型自動車整備士の資格取得者が求められるようになっています。

※現在は、一級大型自動車整備士及び一級二輪自動車整備士の試験は行われていません。

 

二級・三級の自動車整備士は、ガソリン自動車、ディーゼル自動車、自動車シャシ(車体以外すべての機構、足回り機構のこと)、二輪自動者の整備ができる人材である必要があります。一級自動車整備士になると、大型自動車、小型自動車、二輪自動車の整備ができること、特殊整備士になると、自動車タイヤ、自動車電機装置、自動車車体の三つの技能まで求められます。

 

簡単に整理すると、級ごとに、以下のような業務をそれぞれ行えるようになる必要があります。

業務範囲三級自動車整備士:保守点検

二級自動車整備士:自動車の一般的な整備ができること

一級自動車整備士:二級より高度な整備ができること

自動車整備士になるには、一般的には日本自動車整備振興会が実施している「自動車整備技能登録試験(登録試験)」に合格する必要がありますが、試験合格には相応の知識と技能が必要となるため、資格取得を目指す多くの人が技術養成施設で勉強し、実技実習を受けてから資格取得を目指します。

専門学校や、大学校などで学び卒業後に就職するルートと、働きながら夜間に講習を受けて受験するルートが一般的です。

高校・専門・大学などの一種養成校で実務を学んでから資格取得を目指す場合

自動車整備作業について実務経験のない人は、自動車大学校、自動車短期大学、自動車整備専門学校、工業高校、職業技術専門学校(職業能力開発校)などの一種養成施設で学びながら資格取得を目指す必要があります。

 

三級自動車整備士養成課程は1年以上、二級自動車整備士養成課程は2年以上、一級大型自動車、および一級小型自動車整備士の養成課程は3年以上、一級二輪自動車整備士の養成課程は2年以上が必要な期間となっています。

 

一種養施設の課程を修了した場合には、実技試験は免除されます。(終了後2年間)

 

自動車整備の専門学校を出た場合には、二級自動車整備士の受験資格を、工業高校を卒業した場合には三級自動車整備士の受験資格を得ることができますが、主な資格取得のルートは以下の通りです。

自動車整備士 資格 ルート

 

中学校卒業後、または高校卒業後に自動車整備士として仕事をしながら資格取得を目指す場合には、働きながら第二種養成施設で学習を行い、資格を取得する方法もあります。

働きながら第二種養成施設を利用して自動車整備士の資格取得を目指す場合

すでに整備士として働いている人や、三級を取得した段階で就職する人、二級を取得した段階で就職する人は、上位資格を得るために第二種養成施設で学習しながら資格取得を目指す方法があります。

第二種養成施設とは、「自動車整備振興会技術講習所」のことです。

二種養施設の課程を修了した場合には、実技試験は免除されます。(終了後2年間)

前期・後期に分かれて学習がスタートする養成施設では、6カ月を超えない範囲で三級自動車整備士・二級自動車整備士のためのカリキュラムが組まれています。一級自動車整備士(二級ガソリン自動車整備士と二級ジーゼル自動車整備士資格を取得済である場合)を目指す場合には、1年を超えない範囲でカリキュラムが組まれています。働きながら学習できるよう、第二種養成施設では主に夜間に授業が開催されています。

第二種養成施設で講習を受講する場合の要件

働きながら資格取得を目指す場合には、実務経験の年数、および現在までに取得している資格によって、何級の講習を受けられるかが決定します。

取得済資格 受講可能な講習 受講したい級の一つ前の級を取得した後からの実務経験期間
なし 三級
  • 大学・高校の機械科等の卒業者:6ヶ月以上
  • 実務経験が1年以上
三級 二級
  • 大学機械科等卒業:1年6ヶ月
  • 高校機械科等卒業:2年以上
  • 実務経験3年以上
二級 一級
  • 実務経験3年以上

※1級の講習を受けるには、少なくとも二級ガソリン自動車整備士の資格取得が必要です。

 

二種養成施設のカリキュラムを修了した場合にも、実技試験は免除されますが、筆記の登録試験を受験する必要があります。各養成施設で行われる登録試験に合格すると、国土交通省の検定試験は免除され、試験免除を申請することでそのまま合格となり、自動車整備士の資格が取得できます。

第一種養成施設である専門学校や短大、大学校に行くメリット

自動車整備の学校で学ぶ場合には、普通自動車だけでなく、二輪自動車整備士、特殊車両整備士(クレーンやトレーラーなど)、航空車両整備士、自動車損害保険の取り扱いに関わる仕事、水上バイクやモーターボート、小型船舶の点検整備の資格取得も可能なので、それぞれの学校の特色を知り、自分に合った学校を選ぶことで、幅広い学習ができるのがメリットです。

 

また、大学卒業の学士の資格を取得したいという場合には、第一種養成施設を卒業後に4年制大学に編入することもできます。より幅広く知識を身に着けたいと考える場合には、第一種養成施設を目指しましょう。

登録試験を受験する方法

国土交通省の登録を受けた一般社団法人日本自動車整備振興会連合会が行っている「自動車整備技能登録試験」を受験するには、各地方にある自動車整備振興会に申請を出す必要があります。基本的には年に2回行われています。第一種・第二種の養成施設で学習した場合には、実技試験は免除されるため、学科のみ受験することになります。

自動車整備士を目指す人の多くが「登録試験」を受験することから、下記には登録試験の内容をまとめます。

自動車整備士の「登録試験」の試験内容の詳細とまとめ

受験資格

級指定のカリキュラムを受講している場合、または受験要件を満たす実務経験期間がある場合

試験の方法

二級・三級は筆記試験

一級は筆記試験と口述試験

 

※第一種養成施設・第二種養成施設で学んでから受験する場合、実務試験が免除されるため、登録試験では実務は実施されない場合があります。

自動車整備士の過去問・解答がこちらから確認できます。出題範囲等について確認したい場合はこちらを参照下さい。

資格試験の日程

学科試験:年二回:10月上旬、3月下旬

一級については3月のみ

一級口述試験:5月下旬頃

※合格発表日については試験の時に案内があります。

金額

学科試験:一級:9,300円

二級・三級:7,200円

 実技試験:14,000円

申込期間

【申し込み方法】

申込書類を郵送提出

【受付】受験日の2ヶ月程度前の4日間程度

試験会場

各都道府県の自動車整備振興会による

受験案内・問い合わせ先

国土交通省

自動車整備振興会

自動車整備士の合格率は90%以上で推移している

二級ガソリン自動車整備士・二級ジーゼル自動車整備士は、受験者数が多く、一般的に求められている資格ですが、近年ではどちらも合格率が90%以上であり、合格率が高い時には98%を超えることもあります。それだけ、養成施設でしっかりと学んだ上で受験している人が多いということが分かります。

一級小型自動車整備士についても、合格率が97%を超えることが多く、しっかりと勉強した上で受験している人がほとんどであることが分かります。

自動車整備士の資格試験は、級ごとに細かく分かれていることもあり、全ての合格率についてはこちらを参照下さい。

 

自動車整備士の場合には、第一種・第二種の養成施設で講習を受講した上で資格取得を目指すことが、合格への道と言えます。

自動車整備士として就職した場合の年収や待遇

カーディーラーや、自動車整備工場、自動車関連の店舗や企業に就職先がある他、独立して自動車修理の仕事を請け負う道もある自動車整備士は、就職先が全国にあり、需要が高い資格です。

 

自動車整備士は、常に足りていない状態にあると言われており、年々給与が上昇している資格です。高い需要によって全国的に就職に強いだけでなく、車の知識を生かして販売の仕事をするなど、修理ではなく営業で仕事をする道もあるため、幅広く仕事が選べることも自動車整備士を目指すメリットと言えます。

 

自動車整備士の資格取得者の場合、年収は300万円~700万円程度であり、400万円前後が最も多い年収ですが、就職先の企業や職種によって年収は異なります。一級の自動車整備士であったり、特殊な自動車整備ができる場合には、資格手当が付く他、企業の業績によって年収が異なるため、就職活動に力を入れたり、自動車整備士としてのスキルを高める努力を続けることで、年収を高めることができるます。

 

自動車整備士の仕事の需要は今後も高まる事が予想されるため、車が好きで、手に職をと考える場合には、取得を検討したい資格と言えます。勉強に不安があっても、「車が好きだ」という気持ちで資格を取得できたという方も多く、車好きの人は、ぜひ検討したい資格です。

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