年収アップ・転職に有利な上位資格【情報処理安全確保支援士】

情報系資格 まとめ 資格
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情報処理安全支援士はIT系初となる士業の国家資格

国家 目安勉強時間 1日2時間勉強した場合 1日3時間勉強した場合 難易度
600時間 10ヶ月程度 200日 A-

※学習時間は基本情報技術者試験の勉強からスタートした場合の目安です。

↓日程と費用のまとめに移動する

セキュリティに強いIT人材であることを示す情報処理安全支援士

応用情報技術者試験を受験してから受ける人の多い上位資格9つのうち、次のステップとして資格試験を受けようとする人の多くは、ITエンジニアであればシステムアーキテクト試験、インフラ系エンジニアであればネットワークスペシャリスト試験、データベースに関わる仕事をしている人であればデータベーススペシャリスト試験を選択して受験する人が多くなります。

 

そして、その後のキャリアとしてシステム開発に関わるマネージャーを目指す場合には、プロジェクトマネージャ試験を受験し、コンサルタントや経営に関わるITの責任者を目指す場合にはITストラテジストを目指すコースが考えられます。

IT 国家 試験

 

これらの資格試験は、システムの開発や開発のためのマネージメントを対象とした試験ですが、開発されたシステムがその後安全に運用されなければならないことを考えた場合に、運用・保守に関するエキスパートが必要であり、これを担う人がITサービスマネージャ試験を目指します。また、外部機関に勤めて中立な立場で開発されたシステムを評価するコンサルティングも担う人材のためにシステム監査技術者試験があります。

 

これらIT系の上位資格の全てにおいて重視されている項目にセキュリティがあります。常に外部からの攻撃にさらされているシステムを守るため、ITの世界ではセキュリティに関わる知識はどの資格取得においても重要ですが、情報処理安全確保支援士は、セキュリティに特化した人材を育てるために2017年4月から開始された試験です。

 

インターネットは、現実に次ぐもう一つの世界として大きく機能している上に、これからますます行政や経済の場として発展することは確実です。そのため、開発だけではなく、大切な情報の漏洩や盗難を防ぐための強固なセキュリティは利用する個々の人々の利益を守るだけでなく、国全体の利益にも繋がるため、国はセキュリティに関する高度技術者試験を士業に認定しました。

 

試験も春期・秋期の2回行われており、国が資格保有者を増やそうとしていることが分かります。情報処理安全確保支援士の試験に合格した上で申請を行い登録することで、登録セキスペとして情報処理安全確保支援士を名乗れるようになります。

 

ITの求人には、セキュリティ関連の求人も多いため、システム開発やインフラエンジニアとしての能力に加えて、セキュリティに強くなると、就職の幅が広がります。特にセキュリティに特化して働きたい場合には、セキュリティ関連の商品を販売している企業や、大手企業や金融機関等に就職すると高年収で働くことができるでしょう。

 

試験の午前の難易度は応用情報技術者試験と大きく差はありません。午後はⅠ・Ⅱともに記述式となります。

 

セキュリティ関係の資格としては、国際的に認知度の高いCISSP(Certified Information Systems Security Professional)もあります。

 

それぞれにメリットがありますので、資格の内容を比較してどの試験を受験するか決定しましょう。セキュリティの専門家として働くには、情報を守りたいという気持ちや倫理感も大切です。時には命にまでかかわる情報の大切さを深く理解している人ほど、セキュリティ関連の仕事に向いていると言えます。

情報処理安全確保支援士の受験資格と日程と費用のまとめ

受験資格

誰でも受験することができます。

対象者として、サイバーセキュリティリスクを分析・評価し、組織の事業、サービス及び情報システムの安全を確保するセキュリティエンジニアや、技術・管理の両面から有効な対策を助言・提案して経営層を支援するセキュリティコンサルタントを目指す方とされています。

試験の方法

午前Ⅰ:多肢選択式(四肢択一):30問

午前Ⅱ:多肢選択式(四肢択一):25問

午後Ⅰ:記述式:3問中2問選択解答

午後Ⅱ:記述式:2問中1問選択解答

試験範囲と内容(午前)

  • 基礎理論
  • アルゴリズムとプログラミング
  • コンピュータ構成要素
  • システム構成要素
  • ソフトウェア
  • ハードウェア
  • ヒューマンインターフェース
  • マルチメディア
  • データベース
  • ネットワーク
  • セキュリティ
  • システム開発技術
  • ソフトウェア管理開発技術
  • プロジェクトマネジメント
  • サービスマネジメント
  • システム監査
  • システム戦略
  • システム企画
  • 経営戦略マネジメント
  • 技術戦略マネジメント
  • ビジネスインダストリ
  • 企業活動・法務

詳しい出題要項についてはこちら

資格試験の日程

年2回受験できます。

4月・10月第3日曜日

 午前Ⅰ:9:30~10:20(50分)

午前Ⅱ:10:50~11:30(40分)

午後Ⅰ:12:30~14:00(90分)

午後Ⅱ:14:30~16:30 (120分)

金額

受験手数料:5,700円

申込期間

【申し込み方法】

インターネットまたは郵送で申込

【受付】試験の3ヶ月程度前から1ヶ月間

試験会場

札幌、帯広、旭川、函館、北見、青森、盛岡、仙台、秋田、山形、郡山、水戸、つくば、宇都宮、前橋、新潟、長岡、埼玉、千葉、柏、東京、八王子、横浜、藤沢、厚木、長野、甲府、静岡、浜松、
豊橋、名古屋、岐阜、四日市、富山、金沢、福井、滋賀、京都、大阪、奈良、神戸、姫路、和歌山、
鳥取、松江、岡山、福山、広島、山口、徳島、高松、松山、高知、北九州、福岡、佐賀、長崎、熊本、
大分、宮崎、鹿児島、那覇

合格発表

約2ヶ月後にWebで確認できます

受験案内

情報処理推進機構

情報処理安全確保支援士試験の試験内容と詳細

応用情報技術者試験に合格している場合、2年以内であれば午前Ⅰの受験は免除されます。また、上位資格のいずれかの試験に合格しているか、午前Ⅰの試験で基準点を満たしている場合にも午前Ⅰの試験は免除されます。

応用情報技術者試験は、レベル3に対応する全般的な情報技術関連知識が問われる試験でしたが、情報処理安全確保支援士試験では、午前Ⅱの試験で、ネットワークセキュリティについては最上位のレベル4の難易度が求められます

 

そして、最大の難関である午後の試験については、選択式です。午後の試験範囲については以下の通りです。

1.情報セキュリティマネジメントの推進又は支援に関すること:情報セキュリティ方針の策定,情報セキュリティリスクアセスメント(リスクの特定・分析・評価ほか),情報セキュリティリスク対応(リスク対応計画の策定ほか),情報セキュリティ諸規程(事業継続計画に関する規程を含む組織内諸規程)の策定,情報セキュリティ監査,情報セキュリティに関する動向・事例の収集と分析,関係者とのコミュニケーションなど

2. 情報システムの企画・設計・開発・運用におけるセキュリティ確保の推進又は支援に関すること:企画・要件定義(セキュリティの観点),製品・サービスのセキュアな導入,アーキテクチャ
の設計(セキュリティの観点),セキュリティ機能の設計・実装,セキュアプログラミング,セキュリティテスト(ファジング,脆弱性診断,ぺネトレーションテストほか),運用・保守(セキュリティの観点),開発環境のセキュリティ確保 など

3. 情報及び情報システムの利用におけるセキュリティ対策の適用の推進又は支援に関すること:暗号利用及び鍵管理,マルウェア対策,バックアップ,セキュリティ監視並びにログの取得及び分析,ネットワーク及び機器(モバイル機器ほか)のセキュリティ管理,脆弱性への対
応,物理的及び環境的セキュリティ管理(入退管理ほか),アカウント管理及びアクセス管理,人的管理(情報セキュリティの教育・訓練,内部不正の防止ほか),サプライチェーンの情報,セキュリティの推進,コンプライアンス管理(個人情報保護法,不正競争防止法などの法令,契約ほかの遵守) など

4.情報セキュリティインシデント管理の推進又は支援に関すること:情報セキュリティインシデントの管理体制の構築,情報セキュリティ事象の評価(検知・連絡受付,初動対応,事象をインシデントとするかの判断,対応の優先順位の判断ほか),情報セキュリティインシデントへの対応(原因の特定,復旧,報告・情報発信,再発の防止ほか),証拠の収集及び分析(ディジタルフォレンジックスほか) など

情報処理安全確保支援士の午後Ⅱは他の試験に比べて解答しなくてはならない問題数が多く、覚えることが多い試験と言えます。また、記述式の試験のため、短い文字数の中で得点に繋がる解答をする技術も必要となります。過去問等を通じて午後Ⅱの対策から学習することで試験合格に結び付きやすくなるでしょう。

 

問題数が多いため、一問にあたりの解答時間が短いことにも気を付ける必要があります。分からない問題はすぐに飛ばして次の問題に進むように練習しておくことで、時間がなくて解答を埋められないといった結果を防ぐことができます。

情報処理安全支援士試験に合格するための学校選び

大手予備校のTACでは、7.5万円台~11万円程度で情報処理安全支援士試験の講座が開講されています。DVDかWEB講座になります。

また、情報系の通信講座を提供しているiTecでは、18,000円程度~5万円前後で通信教育を受けることができ、午前Ⅰのみ免除のコースなど、自分の希望に合わせてコースを選択することができます。

 

上位資格で受験者数がそこまで多くないこともあり、それほど多く予備校の講座がある資格ではありませんが、午後のみ、模試のみなどを選択して通信教育を利用しても良いでしょう。

 

一般教育給付金を利用することで、ハローワークから学習の支援手当を受けられる場合があります。対象の講座に当てはまる場合には、申請を行い学費負担を減らしましょう。

情報処理安全支援士試験に独学で合格するには

情報処理安全支援士を受験する人の場合、既にいくつかの情報技術者試験を受験し、IT業界で実務を積んでいる人も多く、独学で合格を目指す人もいます。

問題数の多い午後Ⅱの対策から開始して知識量を高めること、合格のための記述の仕方を覚えること、時間内に問題を解く練習をすることが大切です。

 

よく使われている参考書は以下の通りです。

定番の参考書

人気の参考書

過去問対策に

情報処理安全確保支援士の試験は、他の高度情報処理試験と比較して受験者数が多いこともあり、参考書は比較的充実しています。

人気のある参考書がいくつかあるので、中を確認して過去問と参考書を購入するようにしましょう。知識を問われる問題が多いため、アプリ学習が付いているタイプを選択すると、移動時間等を有効に活用できるでしょう。

合格率は16%~19%程度で推移している

上位資格になるため、合格率はそれほど高くはありませんが、他の高度情報処理試験と比較した場合、情報処理安全支援士の合格率は高い水準にあります。知識をしっかりと身につけている人は合格し易いと言えるでしょう。

 

現在は、セキュリティに秀でた人材確保のために国は積極的に資格取得者を増やそうとしていますが、安定して資格者が増えた場合には、難易度が上がる可能性はあります。

 

午前・午後の試験ともに60%以上を得点すると合格できます。

登録セキスペになり士業を名乗るために必要な手続き

情報処理安全支援士の試験に合格しただけでは、試験合格者として履歴書に書くことはできますが、支援士である士業を名乗ることはできません。

 

他の士業と同様に、登録を行うことで初めて登録セキスペとして「士」を名乗ることができるようになります。

 

会計士や税理士といった士業と比較した場合には低い価格ですが、登録セキスペになるには登録費用と維持費用が必要です。

 

登録手数料が10,700円、登録免許税が9,000円かかります。

維持費として、登録セキスペは、義務付けられているオンライン講習の費用20,000円(毎年1回)、3年に一度の集合講習では80,000円を支払う必要があります。これにより、3年毎に14万円の費用がかかることになります。

 

情報処理支援士として登録する人の中には、支援士がいるということをアピールしたい企業側が費用を負担しているケースも多く、他の士業のように個人で開業するために士業が必要な訳であはりません。

 

メリットがあると考える人や、会社側に費用を負担してもらえる人が登録セキスペになると良いでしょう。一度取得すれば試験の効果は消えませんので、好きな時に登録セキスペとなることができます。

 

国際的に認知度の高いセキュリティに関する資格であるCISSPは、四択問題250問をコンピューター式の試験で受験する試験です。CISSPは、受験費用が699ドル、維持費が125ドルですので、登録セキスペとなった場合には、CISSPより高い維持費がかかることになります。

 

自分がアピールしたい企業や顧客について考えた上で、取得する資格の決定や、登録を行うかどうかを決めましょう。

情報処理安全支援士試験への求人と年収・時給の目安

IT分野の年収は、350万円~700万円程度が主流ですが、情報処理安全支援士の合格者の場合、これまでの経験等に応じてさらに高い年収を目指すこともできます。

 

セキュリティに関する人材の応募を行う企業等の求人は、年収400万円~1000万円程度が多くなります。これまでの経験や知識によって応募時の年収には大きく開きがあり、情報処理に関連したその他の資格や、ベンダー系資格、これまでの開発経験やセキュリティ関連の仕事の経験によって、年収が変動しやすいと言えます。

 

自分のアピ-ルポイントが何かを整理した上で、高い年収で働けるように交渉しましょう。

 

セキュリティ関連の仕事にはフリーランスも多くあるため、フリーランスとして月給50万円~100万円程度の仕事を請け負う方法もあります。働き方を選べる仕事と言えます。

 

IT関係の仕事は在宅や高時給の派遣、フリーランスなど働き方を自由に選べる仕事です。IT分野に興味があり、技術を身につけてフリーで働きたい人、独立したい人は、IT関連の資格やプログラミング技術が役に立つでしょう。海外での活躍が期待できるのも、IT分野の強みです。

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