就職・独立に全国規模で強い電気系資格の登竜門【第二種電気工事士】

二種電気工事士 就職・独立に強い資格
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電気系資格で仕事がしたいなら第二種電気工事士の資格から

国家 筆記・技能の2回試験 目安勉強時間 1日3時間勉強した場合 難易度
筆記試験 150時間以上 50日程度 B-
技能試験 50時間程度 16日程度

↓日程と費用のまとめに移動

電気工事士にしかできない独占業務が職を保障する

経済産業省が定める国家資格である第二種電気工事士の資格は、誰でも受験できる資格です。実務経験を積むことで第一種電気工事士の資格が取得できるようになり、電気工事のエキスパートを目指せます。第一種電気工事士の資格を持って、独立して自分の会社を持って仕事をする人もいますし、電気工事のプロとしてシニアになっても活躍する人の多い資格です。

 

同じ電気系資格に、電気主任技術者試験があります。第三種、第二種、第一種と3つに分かれている電気主任技術者試験の合格者は、電気工事の保安監督者として仕事を独占します。一方で、電気工事士は、電気工事そのものを行う工事従事者です。

 

第二種電気工事士は、一般住宅や店舗などの600ボルト以下(低圧)での受電設備の工事に従事できます。エアコンの設置や、住宅や店舗での配線工事、照明やコンセントの設置などを行う場合には、第二種電気工事士の資格で行うことができます。

 

電気工事の仕事が無くなることはほとんど無いと言えるため、第二種電気工事士の資格を取得して電気を扱う業界に就職し、第一種電気工事士や、電気主任技術者を目指す事で、全国規模で職が保障される上に、独立を目指すこともできます。特に、ステップアップとして、有資格者が不足している電気主任技術者になると、就職先の選択肢が大きく広がるでしょう。

 

最近では、自宅に太陽光発電のシステムを導入するために自分で第二種電気工事士の資格を取得する人も増えてきています。保守点検を行える第三種電気主任技術者試験にも合格すれば、自分自身で太陽光発電システムの工事から管理まで一貫して行えるようになります。

 

また、アパート経営などの大家業を行う人が電気工事士の資格を取得すると、リフォームや電気配線のトラブルに対応できるため、大いに役立ちます。

 

生活面でも役立ち、いざという時の就職にも役立つ資格のため、第二種電気工事士は人気資格の1つです。ただ、実務として就職して働く場合には、ある一定の体力があることや、電気工事が好きであることが大切になります。

 

難易度は電気工事士に比べて高くなりますが、資格優位で就職したい場合には、第三種電気主任技術者試験も検討してみましょう。

 

電気工事士

電気工事士として就職した場合の仕事内容

建設工事・鉄道工事が主な仕事

建設工事にかかわる仕事

室内の工事は、電気を使用するものであれば何でも考えられますが、主なものには、電線から引いてきた電気を室内の照明に送るための電気配線をシーリングやコンセント、スイッチまで這わせる室内配線の仕事があります。住宅の建設、リフォームなどの際には電気工事士が仕事を請け負います。

外線工事と呼ばれる、電柱から各施設や住宅へ電気の配線を行う仕事も、電気工事士の仕事です。最近では、都市化の影響もあり、地中深くに電気配線を敷設する仕事も請け負うようになっています。

 

また、需要の多い仕事にエアコンの取付工事があります。エアコンのクリーニングなども合わせて請け負い、専門業者として活躍する人もいます。

鉄道工事にかかわる仕事

変電所の建築、メンテナンス、管理、モニター、改札、駅構内の照明、空調設備などの設備工事など、電車に関わる仕事がしたい場合にも大いに役立つのが電気系資格です。

電車に関わる仕事がしたいと考えている方にとっても魅力的な資格です。

ビル管理の仕事を行うにはその他の資格も取得が必要

ボイラー技士や消防設備士の資格も合わせて取得することで、ビル管理の仕事ができるようになります。管理を行う何でも屋さんとして、ビル全体の管理の仕事ができると、シニアになっても活躍の場を広く持つ事ができます。

上位資格である第一種電気工事士までの道のり

第二種電気工事士の範囲と最大電力500キロワット未満の工場、ビルなどの工事に従事できる第一種電気工事士の資格は、受験資格はありませんが、実務経験が3~5年必要です。(大学・高専で電気工事士法で定める課程を履修している場合のみ実務経験は3年。それ以外は5年)

そのため、第二種電気工事士の資格を取得して就職しながら実務経験を積んで資格の幅を広げていくケースが多くなります。

第二種電気工事士の受験資格と日程と費用のまとめ

受験資格

誰でも受験できます。

筆記試験免除対象:前回の筆記試験合格者、高校・大学等で経産省が定める課程を修了しているもの、電気主任技術者免状取得者など

試験の方法

筆記試験:マークシート四肢択一方式:2時間

技能試験:持参した作業用工具により、配線図で与えられた問題を支給される材料で、一定時間内に完成させる試験:40分

試験範囲と内容

筆記試験

  1. 電気に関する基礎理論
  2. 配電理論及び配線設計
  3. 電気機器・配線器具並びに電気工事用の材料及び工具
  4. 電気工事の施工方法
  5. 一般用電気工作物の検査方法
  6. 配線図
  7. 一般用電気工作物の保安に関する法令

技能試験

  1. 電線の接続
  2. 配線工事
  3. 電気機器及び配線器具の設置
  4. 電気機器・配線器具並びに電気工事用の材料及び工具の使用方法
  5. コード及びキャブタイヤケーブルの取付け
  6. 接地工事
  7. 電流、電圧、電力及び電気抵抗の測定
  8. 一般用電気工作物の検査
  9. 一般用電気工作物の故障箇所の修理

資格試験の日程

年2回の試験です。

【筆記】上期は6月、下期は10月初旬の日曜日

【技能】上期は7月、下期は12月の土日の指定日(受験会場により異なる)

筆記試験は2時間、技能試験は40分。開始時刻は日程により異なる

金額

受験手数料

インターネット:9,300円

書類申込:9,600円

申込期間

【受付期間:上期】3月初旬から4月初旬

【受付期間:下期】8月頭から中旬まで

インターネット受付:一般財団法人電気技術者試験センターのホームページから申込

書面受付:書店で無料配布(電気技術者試験センター本部事務局に請求も可)

試験会場

試験は全国47都道府県で実施

合格発表

筆記試験・技能試験ともに約1ヶ月後郵送

合格発表日の午前9:30からHPで確認可能

受験案内

一般財団法人

電気技術者試験センター

第二種電気工事士の試験内容についての詳細

第二種電気工事士の試験は、筆記試験と技能試験に分かれています。

筆記試験

オームの法則などを利用した計算問題から、許容電流や電圧降下、遮断機について、回路について、工具の名称、電気工事や抵抗、法律、配電図、電線条件などについて勉強が必要です。

合格ラインはおおむね6割であり、内容的には3ヶ月程度の学習で対応できるとされています。

技能試験

配線図に従って、基本的な配線の作業・施工をします。予め受験案内に公表問題が載っています。そこから1問出題され、施工に欠陥がなければ合格となります。

持ち込む道具のセットをインターネットなどで購入し、問題に対する練習を積んでおくことで、合格を目指します。未経験の人でも3ヶ月程度で十分合格を狙えるとされています。

 

試験は、問題の理解→複線図を作成→適切な長さでの電線の切断→被膜剥き→器具への取付→配線の圧着・接続を指定時間内に行い、見直しまでします。条件の理解を間違えないこと、正しく複線図を描いて配線を間違えないことなど、欠陥にならないような注意が必要です。

回路図 電気工事士

※第二種電気工事士試験2019年上期より抜粋

第二種電気工事士に合格するための学校選び

第二種電気工事士の資格を取得するための学校には、ユーキャン翔泳社アカデミー(第二種電気工事士  総合コース【筆記/技能対策】)、JTEXなどが有名どころです。翔泳社アカデミーは、電気三種など、その他の電気系資格の通信教育講座にも力を入れているため、電気系講座を考えている人は一度検討してみると良いでしょう。

翔泳社の第二種電気工事士資格の筆記試験対策は2ヶ月以内で終了できるカリキュラムになっています。

長期にわたり、ゆっくりと勉強をしたいと考えている人は、8ヶ月かけて勉強するユーキャンを検討してみると良いでしょう。


 

電気工事士の資格を取得するためには技能試験を受験しなければならず、そのためには工具の購入と、技能試験対策用の材料が必要となります。

 

ユーキャン(6万3千円程度)や、翔泳社アカデミー(5万5千円程度)、JTEX(4万7千円程度)の講座を申し込んだ場合には、技能試験用の材料は付属します。どの講座も、筆記対策と、技能対策が込みで、写真やDVDでの学習を行います。

 

技能コースのみを選択することもできます。翔泳社アカデミー:第二種電気工事士  技能コース【技能対策】

 

ただ、全く電気関係の仕事をしたことがない場合や、学校で授業を受けたことがない場合には、工具や配線の仕上がりが写真と同じであったとしても、これで良いのだろうかと不安になる事もあると思います。

 

電気工事士は、国にとっても大切な資格のため、多くの都道府県で独自に講習会を開催しています。国の講習会を利用すれば、1万円以下で筆記の講習や、技能試験の講習を受けることができます

定員に限りがあり、申込期間も限られていますが、ほとんど独学でやりたいけれど、費用を抑えて技能講習は受けたいという場合には、国の講習を利用しましょう。

独学でも、通信でも、講習でも、工具については自費で別途購入となります。


1万2千円~1万5千円程度

1.7万円程度~(2回分、3回分を購入すると高くなります)

 

民間の技能講習で丁寧な指導を受けたい場合

筆記対策はテキストを利用しても、技能講習だけは丁寧な指導を受けたいと考える場合には、民間の企業が行っている講習を受けるのも良いと思います。

現場で働いていた人達が講習を行っている講座がたくさんあります。

専門学校などが主催している講座もあり、技能試験の場合の費用は材料費等も含めて4万円~6万円程度で受講できます。

独学者向けおすすめテキスト

※テキストには相性もありますので、必ず中を見てから購入しましょう。他にも、筆記試験・技能試験対策テキストがあります。

通信講座などは、一般教育給付金を利用することで、ハローワークから学習の支援手当を受けられる場合があります。対象の講座に当てはまる場合には、申請を行い学費負担を減らしましょう。

合格率は筆記60%程度、技能70%程度で推移している

合格率は年々上昇傾向にありますが、筆記で60%程度、技能で70%程度です。合格率とともに、受験者数も増加しており、人気資格となっています。

 

難易度はそれほど高くなく、しっかりと勉強していれば受かる資格ですので、3ヶ月程度しっかりと時間を確保できれば、十分に合格可能です。

筆記試験の合格ラインは6割程度とされていますが、合格基準点は年によって異なる場合があります。

第二種電気工事士の資格への求人と年収の目安

第二種電気工事士の資格は、技術系の仕事の中でも、電気系資格の登竜門と言えます。そのため、電気二種を取得した後に、経験を積んで第一種の資格を取得する人や、第三種電気主任技術者を目指す人もいます。

求人の年収は、350万円~500万円程度が多くなります。(経験を積んで上位資格を取得していくことで、年収は800万円程度まで伸ばせる可能性があります)

地域によって、年収に差が出る面もありますが、全国規模で求人があることも魅力の一つです。

ただ、電気関係という危険な仕事を扱う割には、給料が低いと感じる人もいますし、仕事内容によっては昼夜を問わずに出勤する必要がある、体力勝負など、職場の状況によっては仕事がキツいと感じる人もいます。

一方で、仕事がなくなることはないという強みや、転職がしやすいこと、上位資格や他の資格と合わせて独立開業して独自に顧客を開拓できる可能性があるという意味では、強い資格の一つです。

 

資格を生かせるかどうかは、自分次第という面もありますが、人と関わるより作業が好きな人や、設備点検やビル管理などの仕事がしたい人、または、自分の家の配線の修理や太陽光発電の導入などを考えている人は、取得に損はない資格です。

知識として学ぶ上でも、取得することにメリットが多い資格ですので、迷っているなら受けた方がプラスな資格と言えるでしょう。

ダブルライセンス・トリプルライセンスで就職と独立にさらに強くなる

第二種電気工事士は、それだけで独立するのは難しい資格ですが、いくつかの資格を合わせて取ることで、ビル管理の仕事などを一手に引き受けることができるようになります。

 

働きながら、第三種電気主任技術者の資格を取得すると、保守点検の仕事ができるようになります

 

また、ボイラー、消防設備士、危険物取扱者、ビル管理士などの資格を合わせて取得し、ビル管理者として活躍する道もあります。

 

電気に関する資格を取得しようかなと考えたら、まずは第二種電気工事士の資格を検討してみましょう。生活の中でも、電気関連の工事ができるようになりますし、電気に関する安全のための知識が身に付きます。

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