就職・独立に全国規模で強い電気系資格【第三種電気主任技術者】

電験三種 資格 就職・独立に強い資格
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第三種電気主任技術者資格は保守・点検の独占業務が職を保障

国家 全4科目受験 目安勉強時間 1日3時間勉強した場合 難易度
科目合格制度あり 1000時間程度 約1年 A

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有資格者数の不足で第三種電気主任技術者の需要は増加している

電験三種と呼ばれる第三種電気主任技術者試験は、上位に第二種、第一種の資格を持つ電気事業法で定められている国家資格です。発電所や変電所, 工場やビルなどに設置されている電気設備の保守・監督を行うための資格で、常に需要のある資格です。

 

電気工事士の資格は、電気工事そのものを行う工事従事者向けの資格ですが、電気主任技術者試験を取得する人の多くが、電気工事士の資格も合わせて取得します。

工事から、保守点検まで全てを理解しておくことが、電気に関わる仕事をする上で大切という事もありますが、多くの人が先に電気工事士の資格を取ること、また、電験三種を取得している場合、電気工事士の筆記試験が免除になるため、技能試験のみで取得できるということも両方の資格を持っている人が多い理由です。

 

電験三種では、電圧が5万ボルト未満の事業用電気工作物(出力5千キロワット以上の発電所を除く)を扱うことができます。

大手を含むビル管理会社・電気工事会社・電力会社・電気機器製造会社・建設会社などでは電気主任技術者試験の資格取得者が不足しており、求人が多くあります。就職した場合には、自社工場の電気設備の管理や、管理先や委託先のビルなどの設備の保守点検のために、現場に直接出向いて作業をする仕事を行うことになります。

第二種、第一種と上位資格を取得すると扱える電圧が変わってきますが、大まかには、第二種を取得することで大規模商業施設等の点検・保守が行えるようになり、第一種を取得することで、発電所の管理や保全ができるようになります。

ただ、7割程度の設備は第三種の資格で対応できるため、第三種の資格に対する求人数の数が多くなっています。転職がしやすい資格でもあります。

 

最近では、自宅に太陽光発電のシステムを導入するために自分で第二種電気工事士の資格を取得する人が増えてきています。しかし、工事だけではなく、保守点検行える第三種電気主任技術者試験にも合格すれば、自分自身で太陽光発電システムの工事から管理まで一貫して行えるようになるため、そうした目的で資格を取得する人もいます。

 

また、アパート経営などの大家業を行う人が電気工事士の資格や電験三種を取得すると、リフォームや電気配線のトラブルに対応できるため、大いに役立ちます。

 

電験三種は、資格難易度は高めですが、知識として生活にも役立ち、長く就職に使える有利な資格です。シニアになっても資格を生かして活躍したいと考える際にも役立つ資格です。

電験三種 資格

第三種電気主任技術者試験の受験資格と日程と費用のまとめ

受験資格

誰でも受験できます。

科目合格制度があり、合格後2年間は対象科目の試験が免除されます。

試験の方法

マークシートに記入する五肢択一方式

理論:90分 電力:90分

機械:90分 法規:65分

試験範囲と内容

理論:電気理論、電子理論、電気計測及び電子計測に関するもの

A問題14問×各5点
B問題3問(選択問題含む)×各10点

電力:発電所及び変電所の設計及び運転、送電線路及び配電線路(屋内配線を含む。)の設計及び運用並びに電気材料に関するもの

A問題14問×各5点
B問題3問×各10点

機械:電気機器、パワーエレクトロニクス、電動機応用、照明、電熱、電気化学、電気加工、自動制御、メカトロニクス並びに電力システムに関する情報伝送及び処理に関するもの

A問題14問×各5点
B問題3問(選択問題含む)×各10点

法規:電気法規(保安に関するものに限る。)及び電気施設管理に関するもの

A問題10問×各6点
B問題3問×各13~14点

※A問題は1つずつの小問です。B問題は1つの問題が(a)と(b)の2つの小問からなる問題です。

資格試験の日程

年1回の試験です。

9月上旬の日曜日

理論:90分 電力:90分

機械:90分 法規:65分

金額

受験手数料

インターネット:4,850円

書類申込:5,200円

申込期間

【受験案内配布】5月上旬

【受付期間】5月中旬~6月初旬

インターネット受付:一般財団法人電気技術者試験センターのホームページから申込

書面受付:書店で無料配布(電気技術者試験センター本部事務局に請求も可)

試験会場

試験は全国47都道府県で実施

合格発表

筆記試験・技能試験ともに約1ヶ月後郵送

合格発表日にHPで確認可能

受験案内

一般財団法人

電気技術者試験センター

第三種電気主任技術者試験の試験内容についての詳細

第三種電気主任技術者試験では、電卓が必要です。試験センターの基準を満たす電卓(関数電卓はNGです)を使用します。

 電卓

 

試験の特徴として、科目合格ができる点が上げられます。2年以内であれば、科目合格分については試験が免除されますので、3年以内に全科目合格を目指して、こつこつと科目合格を積み上げる人もいます。

試験の範囲が広いため、理解にこだわると壁にぶつかると言われています。本当の理解を求める場合には、試験対策用のテキストではなく、高校・工業高校等の教科書に書かれている基礎の理論からの理解が必要になるでしょう。

第三種電気主任技術者試験に合格するための学校選び

第三種電気主任技術者試験の資格を取得するための学校には、TAC翔泳社アカデミー、ユーキャンなどがあります。

TACは通学講座がありますので、教室で授業を受けたい場合には、TACがおすすめです。費用は初学者の場合28万円程度です。

翔泳社アカデミーは、15万円程度の受講料で、2年間在籍となり通信講座を受けることができます。

ユーキャンは7万円程度で、模擬試験を数多く受けることができます。

 

その他にも、通信講座を提供している予備校があります。多くの予備校が、4科目のうち指定の科目のみの受講もできるようになっていますので、苦手科目のみを受講するスタイルも選べます。

 

試験範囲が広いため、資格に早く受かることが目的の場合には、独学より予備校などのテキストやアドバイスを活用する方が合格に近づけるでしょう。ただ、電気のことを1から学びながら自分のために資格取得をしたいという場合などは、高校の教科書などで電気の内容を復習した上で、テキストで学習をしましょう。

 

通信講座などは、一般教育給付金を利用することで、ハローワークから学習の支援手当を受けられる場合があります。対象の講座に当てはまる場合には、申請を行い学費負担を減らしましょう。

独学者がテキストを選ぶ場合

理論・電力・機械・法規と受験科目が4科目ありますが、テキストの中でも人気なのは、TAC出版の「みんなが欲しかった」シリーズ、 電気書院「これだけ~」シリーズ、電気書院の「スイスイわかる」シリーズです。

ただ、科目毎に評価はまちまちなこと、電気に関する理解度によって解説への満足度が異なることから、一冊ずつ比較して各科目で自分に合ったものを選ぶ必要があります。

テキスト選びが上手く行かない場合には、通信のサンプルを取り寄せるなどして、別の勉強方法も検討してみましょう。どうしてもしっかりと理解したい場合には、一から電気に関する勉強や計算を学習してから、独学のテキストを勉強するのが良いでしょう。

初学者の場合、およそ1年は勉強が必要と言われる難易度が高い資格のため、投げ出さないための勉強スタイルの確立が大切です。

合格率は9%程度で推移しているが、科目合格率はもっと高い

各科目60点以上が合格基準ですが、基準点は年によって異なる場合もあります。

合格者は9%程度ですが、科目合格者はそれよりは多く、科目によって異なりますが、9%~20%の範囲です。

科目合格制度があることが、電験三種の大きなメリットです。制度を利用して、3年以内に確実に受かるように計画を立てて勉強しましょう。

第三種電気主任技術者の資格保有者への求人と年収の目安

第三種電気主任技術者は、独占業務があること、資格保有者が不足していることから、大手を含む企業や管理会社の求人数が多数あります。

求人の年収は、400万円~600万円程度が多くなります。(経験を積んで上位資格を取得していくことで、年収は800万円程度まで伸ばせる可能性があります)

地域によって、年収に差が出る面もありますが、全国規模で求人があることも魅力の一つです。

 

資格を生かして仕事をしていく上では、5年程度の経験が必要ですが、その後は独立開業の道を選ぶ事もできます。仕事が無くなることはないという強み、転職がしやすいこと、上位資格や他の資格と合わせて独立開業して独自に顧客を開拓できる可能性があるという意味で強い資格です。

安定企業に早く就職・転職したい人に有利な資格です。さらに、分野的には無くなることのない仕事で、知識を生かしながら経験を積んでシニアになっても活躍できる資格です。

ダブルライセンス・トリプルライセンスで就職と独立にさらに強くなる

第三種電気主任技術者の他に、第二種電気工事士の資格や、それぞれの上位資格、保守点検に使えるボイラーや消防の資格を取得すると、独立・起業の道も開けてきます。

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