時給・年収を上げる資格の詳細と仕事内容【貿易実務検定】

貿易実務 資格 年収・時給を上げる資格
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事務職で時給・年収アップを狙うなら貿易事務を目指そう

貿易実務の仕事は英語に苦手意識がなければ十分目指せる

書類整理やメール応対などの事務職として仕事がしたい場合で、就職に強い資格といえば貿易実務です。

貿易実務は、貿易業務に必須の事務処理を扱うことになるため、一定程度の英語力を問われることになりますが、英語に抵抗がないレベルであれば、十分に対応できます。

 

事務処理の中で使用する英語の内容は定型的で限られたものです。そのため、少し勉強すれば十分に対応できる内容です。ただ、英語でのメール応対が発生することもありますので、英語力のある人の方が、より業務がし易いという面はあります。

 

貿易実務の事務は、船籍書類と言われる「商業送り状(invoice)」「船荷証券(B/L)」「保険証券(I/P)」を主に扱うことになります。

 

関税 書類

 

貿易の際には、契約した通りの荷物が積荷されて出荷されたのかどうかを確認し、それを書類にする作業が必要となります。さらに、荷物が無事に届くとは限らないため、保険を掛けて荷物を輸送するのが普通で、そうした保険に関する書類も必要となります。

例えば、日本からアメリカに商品が輸出される場合に、日本側では上記のような荷物をきちんと送りましたという書類を用意して相手方に送ります。すると、荷物そのものを確認する前でも、アメリカの銀行は荷物と同等の価値を持つ書類を一式確認することで、アメリカの企業の申し出に従い、日本の企業へお金を振り込む事ができるのです。

 

貿易実務の事務が扱う書類は、金銭価値の高い書類のため、間違いのないよう形式を覚えて処理をしていく必要があります。そのため、貿易事務業務に就くためには貿易検定C級を所持しているか、それと同等の知識がある人が求められます。

その後は、貿易検定B級、A級と資格を取得し、責任ある立場へと昇格していく事ができます。

 

貿易関係の仕事をしている企業には貿易事務の仕事が必ず必要となるため、全国の都市圏で募集がある仕事です。場合によっては、海外に拠点を多く貿易企業での就職にも役立つ資格ですので、事務職×英語に興味のある人は、貿易事務のエキスパートを目指してみると良いでしょう。

 

輸出・輸入品には税金がかかります。また、物品の中には国境をまたいではいけないものもあります。そのため、税関で荷物の検査が行われることになるのですが、実際に荷物を通すために書類を確認し、交渉を行うのは通関士です。

 

貿易事務関連の仕事をしている人の中には、通関士の仕事に興味を持ち、通関業務に携わりながら通関士を目指す人もいます。

 

輸出入の仕事が無くなる可能性はほとんどありません。これからも、システムの変更があったとしても輸出入の業務自体は必要ですので、貿易事務に対するニーズは常にあると言えるでしょう。

貿易実務の事務を募集している主な就職先と合わせて取りたい資格

輸出入業を行う企業の全て

大手商社などを含め、輸出入業を行う企業の多くが貿易事務を必要としています。そのため、貿易事務として派遣入社した人がそのまま正社員として就職するケースも多く、事務職として正社員を目指しやすいルートと言えます。

海港や空港の近くに住んでいる人の場合には、貿易事務を学びながら通関業務に就職し、通関士を目指すという方法もあります。

 

海外に留学している、在住しているという方でも、貿易事務ができる場合には、輸出入業者に就職できる可能性が高くなります。

英語力の証明となるToeicの取得もおすすめ

貿易事務の場合、英語ができて困るという事はありません。そのため、英語力の証明としてToeicを受験するのも良いでしょう。

貿易実務検定の受験資格と日程と費用のまとめ

貿易実務検定を取得していない時点でも貿易事務として就職することはできますが、貿易実務検定C級を取得している事で就職しやすく、仕事に対する意欲も伝わりやすくなります。ここでは、貿易実務検定C級についての受験要項をまとめます。

貿易実務検定C級

受験資格

誰でも受験できます。

試験の方法

語群選択式、択一式等

貿易実務 150点

貿易実務英語 50点

試験範囲と内容

概ね、1~3年以上のレベルです。定型業務をこなすために必要な知識があることを証明するレベル

  • 貿易と環境
  • 貿易経済知識
  • 貿易の流れ
  • 貿易金融
  • 貿易書類と手続き
  • 貿易法務
  • 通関知識
  • 貿易保険
  • 外国為替
  • マーケティング知識
  • 貿易実務英語
  1. 取引交渉時のビジネス・レターより基本的表現
  2. 貿易書類やビジネス・レター中の重要貿易英語

資格試験の日程

年5回程度

貿易実務・貿易マーケティング(1時間30分)

貿易実務英語(45分間)

金額

受験手数料:C級 5,700円(税込6,270円)

申込期間

【申し込み方法】

インターネット・はがきによる申込

【受付】実施時期の20日前程度まで

試験会場

東京・横浜・埼玉・千葉・名古屋・大阪・神戸・福岡・沖縄まで全国9の会場

合格発表

実施日の20日後程度

インターネット上で発表

受験案内

貿易実務検定協会

貿易実務検定C級の内容と詳細

貿易と環境
  1. ワシントン条約に関する規制
  2. モントリオール議定書に関するオゾン層を破壊する物質の規制
  3. バーゼル条約に関する特定有害廃棄物の規制
貿易経済知識
  1. GATTとWTO
  2. 日本の貿易の現状(産業の空洞化など)
  3. 貿易摩擦と規制緩和
  4. 経済圏の構築(EU、NAFTAなど)
貿易の流れ
  1. 貿易取引のしくみの全体像の理解
  2. いろいろな貿易取引
  3. 信用状取引の流れ
貿易金融
  1. 信用状の種類
  2. 信用状にもとづく荷為替手形の買取
  3. シッパーズ・ユーザンス(期限付手形)
  4. 本邦ローン
貿易書類と手続き
  1. コンテナ船の貨物の積み卸し(CY、CFS、FCL、LCL)
  2. 在来船の貨物の績み卸し
  3. 航空貨物の積み卸し
  4. 各種船積書類の作成
  5. 運送書類の知識
  6. 輸出手続の手順と書類
  7. 輸入手続の手順と書類
貿易法務
  1. 契約締結までの取引交渉
  2. 契約書
  3. 各種取引条件
  4. 他法令に基づく許認可の取得(特に外為法)
  5. インコタームズにおける輸出入者の責任範囲
  6. 信用状と船積書類
通関知識
  1. 輸出入申告の方法・内容
  2. 貿易管理制度(輸出入に係る許認可)
  3. 関税制度(税率の種類、保税の知識、減免税制度、特恵関税など)
貿易保険
  1. 貨物海上保険(予定保険と確定保険、基本条件など)
  2. 貿易保険(輸出手形保険)
  3. PL保険(輸出用、国内用)
外国為替
  1. 外国為替とは?
  2. 外国との決済手段
  3. 為替変動リスクの回避
  4. 外国為替相場(種類、手形の買取相場・決済相場、先物相場)
マーケティング知識
  1. 市場調査
  2. 取引先の発見
  3. 信用調査
貿易実務英語
  1. 取引交渉時のビジネス・レターより基本的表現
  2. 貿易書類やビジネス・レター中の重要貿易英語

貿易実務検定のオフィシャル講座として、通信学習が2万円程、通学講座が8万円程度で開講されています。

貿易実務検定C級に合格するためのテキスト・講座選び

貿易事務検定協会では、公式テキストの販売と、通信講座・通学講座の開講をしています。

初級の講座の場合、通信講座で2万円程度、通学講座で8万円程度で開講されています。

 

派遣会社などが、貿易事務講座を開講している場合もあります。この場合、勉強してある程度知識を身につけ、就職しながら貿易事務検定の資格取得を目指せます。

 

TAC予備校でも貿易事務の講座を4万円程度で受講できます。TACの場合には、通関士の講座も行っています。

 

貿易実務検定C級については、独学で合格することも可能ですので、テキストと過去問を学習して貿易実務検定を受ける人も大勢います。

 

テキストを良く選び、ポイントを抑えて勉強することで、短期間で独学合格を目指せます。英語が得意な人にとっては、英語の実力を問われる50点分の配点については満点を狙えますので、満点取得を目指しましょう。

 

合格基準点は80%以上(160点以上)です。

 

過去問をやりこむこと、基本的な内容の理解が必要です。貿易実務検定の受験者に人気のテキストを1つ掲載します。

これに加えて過去問を解く、解説書などを読んで貿易業務の理解を深めるといった対策を取るようにしましょう。

合格率は50%前後で推移している

貿易実務検定C級の合格率は50%前後で推移しています。

貿易実務検定の英語科目で80%以上の点を獲得した場合で不合格だった場合、その後は、英語科目は免除されます。

 

英語科目が得意な人は、英語で満点を取ることで、ある程度貿易科目をカバーすることができます。

ただし、貿易実務検定C級は、問題数がそこまで多くないため、問題毎の配点が大きくなる傾向があります。そのため、1問のミスで減点が大きい事もあり、確実に合格するためにはしっかりと内容を頭に入れておく必要があるでしょう。

貿易実務検定C級に対する求人の年収・時給の目安

貿易実務検定C級を取得している人が貿易事務に派遣で応募する場合、時給は1,700円程度であることが多くなります。その後は、経験や検定の級数に応じて時給が変化していきます。

 

地域によってはこれより時給は低くなりますが、他の事務職と比較した場合、時給は高い傾向にあります。

 

年収ベースでは、350~450万円程度が多くなりますが、実力によってはそれ以上の年収を得て働いている人もいます。

 

事務職が好きな人で、安定して就職したいと考えている場合には、貿易事務は魅力的な仕事です。貿易事務の仕事をしながら、英語を勉強して、さらに英語関連の職種に仕事の幅を広げていくこともできます。

ダブルライセンス・トリプルライセンスを目指すなら

英語資格と相性の良い資格になりますので、Toeicや英検を受験することで、貿易に関わる翻訳業務などへと業務を広げることができます。

 

また、通関業務に興味のある人は、通関業務に携わりながら通関士を目指すこともできます。

 

貿易実務検定はA級までありますので、貿易実務の専門家としてスキルアップを図ることもできます。

 

貿易事務の仕事は、英文でのメール応対などが発生することもありますので、英語に携わる事務の仕事をしたい人にとっては魅力的な仕事であり、人気の高い仕事でもあります。

英語に抵抗がなく、事務職が好きという方は、ぜひ目指したい資格です。

 

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