全国規模で求人の多い安定資格の詳細と仕事内容【日商簿記2級】

簿記 資格 就職・独立に強い資格
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日商簿記検定2級は需要が高く安定して仕事のある資格

公的 目安勉強時間 1日9時間勉強で 1日3時間勉強で 難易度
450時間程 50日 150日 B-

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企業で経理の仕事をしたいなら日商簿記2級が最適

簿記の歴史は古くこれからも根本は変わらないことが日商簿記の強み

経理の仕事がない職はありません。事業は必ずお金の移動をともなうため、それを記録することのできる人が必要となります。

個人事業主から企業経営にいたるまで、自分のお金や借りたお金が、今どんな形で使用されているのか、売上に対して原価はどれくらい、従業員などの人件費はどれくらいかかり、純粋なもうけに対してかかる税金はどれくらいになるのかといったお金の流れを記録する人が必要となります。

しかし、お金の流れを記録することは簡単なことではなく、ただお金や物の流れを記録しただけでは、簡単に記録に間違いが生じてしまったり、意図的に内容を改ざんすることができてしまうため、正確に、分かりやすく記録する技術が必要でした。

簿記では、お金を使ったり、お金が入った場合に、左右に同じ金額を書きこみ、それが現金だったものが車になった、作ったぬいぐるみが売れて現金になった、という現金=車、ぬいぐるみ=現金という複式簿記という記入形式を使用します。(これを仕訳と言います)

この複式簿記は、1400年代、そのルーツは古代にまでさかのぼると言われるほどに歴史が古く、簿記のルールは何百年と変化していません。

それほど、簿記の概念は会計のシステムに根付いているため、簿記を理解しているということは貴重な知識を持っているということになります。

 

現在では、インターネットの普及とソフトウェア開発が進んだ事もあり、実務においては簿記の基本である帳簿付けなどを行うことはなく、ソフトを利用して業務を行うことになります。

しかし、会計ソフトで業務を行うといっても、簿記の知識がなければ業務をこなすことはできません。それに加え、簿記の学習では、企業会計に欠かせない賃借対照表や損益計算書、キャッシュフロー表という財務諸表の理解のために必要な基礎知識を含んでいます。

簿記3級では複式簿記のルールや記入方法の基礎を学び、簿記2級ではさらに細かく、扱う金融商品や決済の方法などによる簿記での仕訳を勉強していきます。

 

簿記2級の資格を取得していると、会計の分野における就職に有利に働くことが多く、また、そこまで学習が進めば、税理士や、公認会計士の資格を検討できるようになります。

さらに上級資格として簿記1級がありますが、求人で1級までを問われる事は少なく、簿記3級で未経験から会計業務をスタートするか、簿記3級+会計の経験のある人が転職をするか、簿記2級の資格で会計業務に就くというコースが一般的です。

 

簿記の知識は、企業会計を理解するために必要な知識でもあるため、考え方を知ることで日経新聞が楽しく読める、企業の動きや判断の裏側が少し見えてくるといったビジネスをする人のスキルアップにも役立ちます。

 

ニーズの高い知識を取得する資格で、求人が多いこともあり、ハローワークの求職者向けの支援講座も多く開かれているのが日商簿記検定資格です。また、派遣会社が無料で講座を開いていることもありますので、無料で勉強ができ、取得が目指せる資格でもあります。

日商簿記検定2級の受験資格と日程と費用のまとめ

ここでは、日商簿記を利用して就活に活用しやすい日商簿記2級の受験資格の日程と費用についてまとめます。

日商簿記の場合には、3級を取得していなくても2級の受験はできるため、3級のテキストで学習した後に2級の内容を勉強して2級から受験することができます。

受験資格

誰でも受験することができます。

試験の方法

商業簿記
工業簿記
(原価計算を含む)
数値や文字の記入を行う記述方式です

試験範囲と内容

商業簿記とは、購買活動や販売活動など、企業外部との取引を記録・計算 する技能で、企業を取り巻く関係者(経営管理者・取引先・出資者等)に対し、適切、かつ正確な報告(決算書作成)を行うためのものです。

工業簿記とは、企業内部での部門別や製品別の材料・燃料・人力などの資源の投入を記録・計算する技能で、経営管理に必須の知識です。

資格試験の日程

年に3回、2月、6月、11月

試験時間:2時間

金額

受験手数料:4,720円

申込期間

【申し込み方法】

受験希望地の商工会議所で申込を行います。

申込期間や申込方法、日程などは商工会議所毎に異なります。

こちらから検索してください

試験会場

希望地の近くの高校や専門学校など

合格発表

約1ヶ月後にWeb照会と郵送で通知

試験の日程により異なるため申込先の商工会議所のHPで確認しましょう

受験案内

日本商工会議所・各地商工会議所

簿記はどの級からでも受験ができるため、1級から挑戦することもできます。

日商簿記2級の試験内容と詳細

商業簿記では、企業外部の取引についての記録や計算を行う方法を学びますが、主な内容は以下の通りです。

  • 株式の発行
  • 剰余金の配当と処分
  • 合併と無形固定資産
  • 法人税と消費税
  • 商品の販売に関すること
  • 手形と電子記録債権
  • 銀行勘定の調整
  • 固定資産の減価償却
  • リース取引
  • 研究開発費とソフトウェア
  • 有価証券
  • 引当金
  • 外貨換算会計
  • 税効果会計
  • 伝票と仕訳日計表
  • 清算表と財務諸表
  • 帳簿の締め切り
  • 本支店会計
  • 連結会計
  • 製造業会計

 

工業簿記では、企業内部の会計についての計算や記録について学びますが、主な内容は以下の通りです。

  • 材料費
  • 労務比
  • 経費
  • 原価会計
  • 工業簿記の財務諸表
  • 本社工場会計
  • 標準原価計算
  • 直接原価計算

日商簿記2級に合格するための学校選び

日商簿記2級に相当する学習を通学で行う場合には、ハローワークの就職支援で予備校に通う方法、自費で予備校に通う方法、または、通信制や通学で経済・商業学部大学に通いながら簿記関連科目を取得するために勉強する方法があります。

ハローワークの求職者支援の講座に簿記講座があるため、転職を視野に入れた人が、失業保険を受取ながら予備校に通い、日商簿記2級の取得を目指して経理職に転職することもできます。

派遣会社などで簿記科目について学習する場合は、簿記の基礎である3級の内容を学習し、そのまま会計・経理の求人のある企業に就職することができます。この場合には、就業しながら2級の資格取得のための学習を行うことになります。

 

資格の大原やTAC、LECなどの大手予備校では、3級からはじめて2級取得を目指すコースを10万円程で開校しています。通信に特化した予備校でも、簿記のコースが3万円程で開かれています。

 

予備校に通う場合には、就職斡旋をしてもらえる、次の資格取得について検討することができるなどのメリットがあります。

 

ただ、簿記の場合には受験者数が多いこともあり、良質なテキストが多く出版されているため、独学での学習も可能です。さらに、インターネット上で動画配信による授業や、無料アプリの簿記講座も多数あるため、独学で2級を取得する人も少なくありません。

 

独学の場合には、簿記そのものを全く理解していない状態でテキストを読もうとすると挫折してしまうこともあるので、動画や、分かりやすく初歩の内容を解説しているテキストから、簿記の世界を理解して、細かい仕訳の仕方を勉強するようにしましょう。

 

商業簿記、工業簿記、過去問などをセットで購入して独学で勉強を勧めることもできます。書店でテキストを手に取り、説明が頭に入りやすいかどうかを確かめた上で、自分に合ったテキストを購入しましょう。

 

また、簿記を勉強する場合には、指定の計算機が必要となります。シャープやカシオの簿記で利用できる計算機が人気です。(電卓は7,000円程度です)

 

予備校を利用する場合、学生生協などから講座に申し込んだ場合には、割引料金で受講できることがあります。

一般教育給付金を利用することで、ハローワークから学習の支援手当を受けられる場合があります。対象の講座に当てはまる場合には、申請を行い学費負担を減らしましょう。

日商簿記2級は70%以上で合格できる

商業簿記 60点、工業簿記  40点、計  100点のうち、70%以上を得点できれば合格となります。合格率は10%~30%程度で推移しています。

 

絶対試験ですので、70%以上の点を獲得すれば必ず合格できます。

3級の試験範囲が改訂されたことがあり、2級の試験範囲も変更されている部分があります。試験の範囲変更などは必ず確認するようにしましょう。

日商簿記2級資格への求人と年収・時給の目安

日商簿記2級資格は、企業が最も求める資格と言われています。

会計や経理と無縁の会社はありませんので、簿記の内容を理解して会計業務を行える人材は貴重です。さらに、最近ではパソコンのソフト開発が進んでいることもあり、パソコンを扱える会計の知識のある人材が求められています。

 

今後は、会計のシステムが欧米型へと変更される可能性もあり、新しい会計システムについて勉強しようという意欲があり、パソコンを扱うことができる人材への求人が増える可能性もあります。

 

日商簿記検定2級を取得している場合、経験に応じて幅はありますが、年収350万円~700万円程度の求人が多くなります。2級を足がかりに、税理士資格を取得するなど、会計の知識を高めて、転職することもできるため、さらに高時給を目指せる分野でもあります。

 

また、派遣会社に登録して自由な時間勤務がしたい場合にも、日商簿記検定2級は役に立ちます。経理職の派遣として勤務する場合には、時給1,700円~(東京近郊)経験に応じてさらに時給を上げることができます。

派遣会社を利用する場合には、簿記2級を取得していない場合でも、3級相当の講習を受けて経理職に就くことができ、その後2級を取得して転職や時給アップを狙うこともできますので、早めに就職したい場合や経験を積みたい場合にはすぐにでも経理職へ転職するのが良いでしょう。

 

全国どこでも経理業務の求人はあるため、全国規模で就職に強い資格でもあります。また、シニアになっても生かせる資格であることも魅力の一つです。

ダブルライセンス・トリプルライセンスで時給・年収を上げる

経理や会計の分野でさらに上位の資格を狙う場合には、税理士公認会計士の資格を目指すことになります。

 

また、金融の世界で活躍したいと考える場合には、ファイナンシャルプランナー関連の資格や、証券アナリストといった資格を取得し、金融の世界で活躍することになります。

 

英語が得意な人の場合には、簿記の他に、Toeicなどの英語資格を取得して、金融や経済の翻訳業務を行うこともできます。

簿記は誰でも目指せる魅力的な資格

ビジネス上、賃借対照表や損益計算書といった財務諸表への理解を求められる場合があります。そのため、会計の仕事に就くかどうかに関わらず、経営や管理業務に携わる人の全てが簿記の知識を役立てることができます。

大きく見れば、企業の借金と自己資金が何のために使われているのかを確かにすること、1年などの決められた単位での損ともうけを明らかにすることが簿記の役割です。

ルールの把握が必要で、計算や数値を扱うために苦手意識の高い人も多く、だからこそ企業が求める資格でもあります。こつこつと、ルールを覚えてルール通りに問題を解く事に抵抗のない人には、向いている資格検定です。

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