ネガティブ思考な人・自己肯定感が低い人の思考の生かし方

ネガティブ 自己肯定感低い 付き合い方 人生を変える思考法
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何でもネガティブに捉えてしまう、自分が好きになれない人の武器

ネガティブ思考は防衛本能の高さを表している

世の中には、低い確率ながらも起こってしまう不幸がたくさんあります。車で事故に遭う確率を気にしていたら、外出もできないという言葉を聞くことがありますが、自分の人生に思わぬ不幸が訪れる可能性を完全に排除できる人はいません。

 

生きるのが上手な人は少ない確率で起こるかもしれない不幸について考える時間を敢えて取らないようにするか、元々の性質のせいで未来のことを気にしない人である場合が多いですが、ネガティブ思考な人、自己肯定感の低い人というのは、あるかないか分からない未来のあらゆる可能性に怯えて生きています。

 

事故や病気といった不幸だけでなく、ネガティブ思考が行き過ぎると、自分の人生がうまくいかない可能性の全てに対して悪い発想をするようになります。

 

「ありがとう」

 

という言葉を聞いて、悪い印象を持つ人はあまりいませんが、ネガティブ思考が行き過ぎると、「ありがとう」が皮肉に聞こえたり、裏に何かあるのではないかと勘ぐってしまうこともあります。

 

実際、人の中には、表で出す顔と裏で出す顔が異なるため、言葉の真意が見えない場合がありますが、ネガティブ思考の人の場合には、見えない・読めない思考の裏には何か悪い物が潜んでいるのではないかと考えることが多くなります。

自分が嫌いな理由は自分以外の世界を重視し過ぎるから

「私なんか」と常に感じている人は、私以外の世界の価値を、自分の世界の価値よりずっと高く見積もっています。

 

趣味の世界や、自分が唯一得意なこと、安心できる場所でだけはくつろげるのに、それ以外の世界に触れると、そこに自分が居てはいけないように感じてしまう傾向があります。

 

そして、自分が馬鹿にされてしまうこと、自分を低く見られることを恐れて、自ら身を引いて「自分なんか」というレッテルをあらかじめ貼っておき、他人に自分の世界に入らないよう注意を促すのです。

 

他人と違う変わった人、は世の中に大勢います。むしろ、他人と違う変わった人の方が、目立っていたり、成功していたりするケースもあります。

 

けれど、自己肯定感の低い人は、自分が世界に馴染めないとは思っていても、自分が良い意味で変わっているとか、自分には個性があるという考え方はしません。ただ単に、自分は世界に馴染めない人間なのだと感じているのです。

 

ではなぜ、このようにネガティブ思考や自己肯定感の低さが生まれるのでしょうか。

ネガティブ思考のある人は比較の〝目〟を持っている

思考がネガティブになる人の目は、幸せであること、強くあること、美しいことといったポジティブな要素と、その真逆に位置するネガティブな要素の見分けができるようになっています。

 

もちろん、それが正しいとは限りません。ある人の目に美しいものが、ある人には美しくは映らないように、一般的な幸せの定義や美しさの定義は存在しないからです。

 

この方が得をする、この方が人に好まれるという選別という比較を人生を通じて行ってきていなければ、ネガティブな要素を知ることもできません。ネガティブ思考は、選別と比較の積み重ねでできたものです。

 

自分を否定的に捉える方法を知らない人は、そもそも比較をしない人です。比較を全くしないということは、それが良い時もありますが、場合によっては「空気の読めない人」と判断されてしまうため、比較する力がないことは、必ずしもプラスの効果がある訳ではありません。

 

比較は、自分と他者を比べることで自分の目標を見つけるためにも必要な力です。強い人や、成功者と呼ばれる人の中には、自らのネガティブさや、自己肯定感の低さを利用して、あえて自分の欠点を探す能力として活用する人もいます。

 

ネガティブ思考や自己肯定感の低さによって生きづらくなるレベルになってしまうと、ネガティブ思考に飲み込まれていることになりますが、ネガティブ思考を生かす方向へと持っていくことで、この思考は武器にもなるのです。

ネガティブ思考の罠に嵌まらないように注意する

銀行のATMの列に並びながら、もしこの場で銀行強盗が現れたらどうしよう、と悩む人はあまりいないかも知れませんが、ネガティブな思考をする人は、人間関係の中でこうした防衛本能による不安を呼び覚ましてしまいます。

 

「この人会話がつまらなそうな顔してない? どうしよう。でも面白い話なんてできないし」

 

全ての人に対してこうした考え方を持っていると、外出するのも嫌になるかも知れません。けれど、ネガティブ思考の背景に、防衛本能が隠れていると考えると、自分はなぜ今ネガティブな思考をしたのだろうか? と冷静に考える自分を作ることができます。

 

仲良くはないけれど、今後数年は付き合わなくてはならない相手との会話で、ネガティブな思考が浮かんでくるのは、本当は付き合いたくない相手だからかも知れませんし、面倒でも相手と付き合い続けなければならないのに、相手とうまくやれない自分への苛立ちかもしれませんし、そうしたあらゆる感情がごっちゃに交ざっているということもあるでしょう。

 

ここで考えたいのは、「じゃあどうするか」という未来への提案です。

 

ネガティブな思考が浮かぶということは、そこにどこか嫌だなという感覚があるということです。そこで、冷静になって、今の状況を変えられるかを考えます。

 

これは、自分がポジティブになるというようなことではなく、考える時間が必要か、無駄かを判断するために行う状況の把握です。少なくともあと3年間は付き合わなくてはならない相手で、自分が相手への態度を変えられる気もしない場合、これからどうすべきかは、今までと同じ様に付き合うけれど、くよくよ考えることは止める、です。

 

ネガティブ思考の欠点は、ネガティブ思考のループに嵌まってしまうことです。

 

負の感情にはまり込んで、自分の気力が湧かなくなるような場合、ネガティブ思考や自己肯定感の低さはマイナス要素となってしまいます。そこで、ループに嵌まっていると気付いたら、なるべく感情を呼び起こさないように注意します。

 

あくまで、前も同じことでネガティブになったな、という場面に対してだけ、耐性を上げるのです。相手の言うこと、やることに対して、なるべく何の感情も起こらない無の状態を目指します。

 

思考は癖です。神経回路が強く結び付いてしまうほどに、同じ様な思考をするようになってしまいます。それを敢えてポジティブ変換する必要はありませんが、悪いループに入っている思考回路は、なるべく鈍化させるようにしましょう。

 

ただ、ネガティブ思考には、それが防衛として強く予防の効果を示す場合があります。

防衛本能の高さの生かし方

あれこれと、ネガティブなことを考えてしまう人、心配性の人の場合、トラブルを未然に防ぐ力が強いことがあります。

 

ここでAさんがこんな発言をすると、Bさんが怒り出すかも知れない。ここで、CさんとDさんが鉢合わせると、話が長くなるかも。

 

長年の経験を比較検討してきているネガティブ思考の人には、トラブル察知能力が高く、それを有効活用することでトラブルを未然に防げる場合があります。

 

予想したトラブルは、必ず起こる訳ではありませんが、ネガティブ思考や不安は、自分が本当に恐れていることを教えてくれます。

 

会話が苦手だけどコミュニケーションを頑張っているのは一人ぼっちになりたくないからかもしれませんし、スポーツができないから人前で動きたくないのは、内心笑われるのが嫌だからなのかもしれません。

 

できることはそれなりに胸は張れても、できないことに自信がないのは皆同じです。

ただ、言葉の使い方がうまい人や、身体を動かすのが得意な人には、コミュニケーションでカバーする力や、ストレスを発散する力が強いために、ネガティブ思考になりにくいという点があります。

 

それでも、社会にどこかしら居場所があり、自立して生きていけるのであれば、生き方はどうであれ自由です。人と年に一度しか会わなくても、それで生きて生けるのであれば、全く問題ありません。

 

大切なことは、自己肯定感の低い人ほど、自分ができることに集中した方がいいということです。人と比較するのに慣れている場合、自分のできないこと、そして努力しても人より優れる訳ではない部分は嫌と言うほど分かっているはずです。

 

そこで、自分ができることを伸ばすことに力を使います。

 

比較をし続けても、自分の心にストレスにしかならないことに気付いたら、そうした思考には早めに蓋をするようにします。そして、トラブルを未然に防ぐような、役に立つネガティブ思考を発見したら、早めに対処するようにしましょう。

 

思考の流れネガティブな事が浮かんだ → これからどうしたいか? → 解決方法はある?

ある場合 → 解決のために動く

ない場合 → 同じ発想が浮かんだらなるべく思考を無にする癖をつける

ポジティブ変換に憧れる場合には身体を動かすことからはじめる

特に自分を変えたい訳ではないけれど、時々ネガティブ思考に疲れるという人は、上記のように、思考を役に立つものと、役に立たないものに分ける癖を付けると良いでしょう。

 

ただ、中には、ポジティブ思考になれたらな、と考える人もいると思います。

 

思考の癖を意識的に変える方法としては、「これからどうしたいか?」を考えた時に、ポジティブな方向に向かうにはこれからどうしたいか、と考えるという方法があります。

 

勉強ができないからネガティブになる → これからポジティブに向かうにはどうすべきか? →努力して勉強する

 

ポジティブ思考を挟むことで、「できる自分」を目指せることにもなります。自己肯定感の低さが嫌だという場合には、こうした思考の転換をすると良いでしょう。

 

また、強制的にポジティブ思考にする方法の一つに、スポーツがあります。

 

団体競技が苦手な人は、ジョギングをする、家で縄跳びをするといった個人でできるもので良いのですが、スポーツをすることで、楽観的な思考になれるホルモンを分泌させることができることを知っておきましょう。

考え込んでしまう、ふさぎ込んでしまうという時には、敢えて外に出て、散歩をする、走るといった運動をすると、頭の中がからっぽになり、すっきりする体験ができるでしょう。

 

継続してスポーツをすることで、頭の中の回路を強制的に変えていくことができます。

自己肯定感の低さ・ネガティブ思考と生きて行く

生活上特に大きな問題がないのであれば、必ずしもポジティブにならなくてはいけないという事ではありません。思考の癖はそう簡単に変えられるものではないので、付き合い方を覚えて上手に付き合う方が得策です。

 

ただし、気を付けたいのは、ネガティブ思考を身近な人や他人にぶつけない事です。ネガティブ思考は、言い方によってはトラブルの種になることがあります。感じている不安をそのまま言葉にして外に出してしまうと、周りの人が不安を煽られたと、迷惑に感じることがあります。

 

言葉を口に出す時には、余計な事は言わないように、なるべくニュートラルに事実だけを言うなど、言葉の使い方、思考を出す度合いには気を遣うようにしましょう。

 

ネガティブな物の言い方に嫌悪感を持つ人もいます。これは、ポジティブ思考に対しても言えることですが、ポジティブ過ぎる人も嫌われることがあるように、限度を超すと、どんな考え方でも嫌われることがあるということです。

 

ネガティブ思考な人にしか見えない世界・気付けないこともあります。ネガティブ思考や自己肯定感の低さがもたらすプラスな側面を生かすようにしましょう。

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