暴力や犯罪に対しては、受け身にならず正当防衛で対処しよう
不当な人が得する社会を変えたい
はかりさん! という漫画を描こうと思ったきっかけは、あまりにもモラルが欠如している人による暴力や暴言に対し、立ち向かう手段がなさすぎる理不尽を感じたからです。
理不尽なことは山ほどあるのに、なぜかモラルのある側が受け入れなくては成り立たない社会になりつつある。
ハムラビ法典が誕生した背景にも、目に余る不当な行為がそこここにあったのではないかと思われます。
正義とは何か。
なぜ正しく、清く生きようとする人間までもが、理不尽な目にあわなくてはならないのか。
それが事故でもなく、相手にモラルさえあれば防げるといったケースについては、復讐心ではなく、あまりの理不尽に対抗する術として「目には目を 歯には歯を」という考えが誕生したのではないのかと思うのです。
「泣き寝入り」という言葉がある世界では、不当な扱いを受けても、我慢して耐えている人がいるということを意味しています。
泣き寝入りしなくとも、救われる道のある、モラルある世界が出来上がるまでは、まだまだ、「目には目を、歯には歯をだ!」という気持ちは拭えそうにありません。
実際は、泣き寝入りばかりしてしまう世の中で、はかりさんのように、強く生きていけるようになりたいですが、危険な相手の気持ちを逆なでしかねないので、真似する時には、気をつけて下さい。
第三話