絶対に必要な防災グッズ一覧(持ち出し用と長期被災に備えるための自宅保管用)
避難用と長期の被災に備える自宅用に分けて保管しておく
防災グッズは色々ありますが、地震や水害などにより被災した場合、緊急の避難に必要な持ち出し用の防災バッグと、数日~数週間を自宅や車で避難生活となっても耐えられるように備えておきたい自宅保管用防災グッズとがあります。
どんな時に、どんな風に必要なのかを考えながら一つ一つ準備いくことで、リスト上にはない、「自分ならこれもいる」という避難用品も出てくると思います。
今は、便利な全てセットの防災グッズも売ってはいますが、自分で揃えることで、100均なども利用し価格も抑えられる上、本当に必要な物に絞って集めることができるので、一つ一つを確かめながら集めるのがベストです。
明日来るかもしれない「いざ」のために、枕元に置いておくもの
毎日そばに置いておきたいもの、持っていたいもの
いつ何があるか分からないから
- 笛(毎日身につけられるものを!)
- スリッパ
笛・・・・・・ブレスレット型、ネックレス型、携帯のストラップなどがあります。普段から身につけられるとベストです。
スリッパ・・・・・・ガラスが散乱しても傷付かない程度に底に厚みのあるものが良いでしょう。
ヘルメットがすぐそばにある、というのも身を守るには大切です。
家の構造上崩れやすいと思う方は、必ずヘルメットを枕元に用意しておきましょう。
防水対策済みのバッグに持ち出し用防災グッズを詰める
いざ! に備える避難グッズを詰め込むリュックを用意します。
背負いやすく、容量の大きいものを用意しましょう。
特に指定のものがあるわけではありません。
しかし、ほとんどのバッグは防水ではありません。汚れや水により中身が濡れる、汚れるといったことを防ぐために、避難の際にはリュックカバーなど、防水カバーを使用しましょう。
それでは、防災グッズの中身を見てみましょう。
防災バッグの中に入っていると良いもの
- マスク
- 除菌ジェル
- 身体拭きシート
- 水のいらないシャンプー
- 歯磨きシート
- 救急セット
- ワセリン
- 使い捨て手袋
- アルミブランケット
- レジャーシート
- カイロ
- 布ガムテープ
- さらし
- 乾電池
- 電源タップ
- ラップ
- 紙皿、コップ、カトラリー、割り箸類
- 厚手の手袋
- 懐中電灯
- 生理用ショーツ(パンツ型)
- おむつ
- はさみ、小型ナイフ(果物ナイフなど)、ピンセット または マルチツール
- 輪ゴム(何本か)、養生テープ、
- ジップロック、袋止めクリップ
- お菓子類(チョコ、アメ)
- 食料(2日分)
- 水
- アイマスク
- 耳栓
- エア枕
- タオル
- ヨガマット
- 非常用給水袋
- 下着、肌着
※避難用に長靴、防水運動靴などは普段から準備しておきましょう
中身を1つ1つ検討して、自分と家族にぴったりの防犯グッズを揃える
それぞれが何に使えて、どうして便利かを知っておく
何に使うのか、どう便利かを知っておくことで、実際に避難生活になった際の使い方に困ることがありません。何となく防災グッズを揃えただけだと、使い方が分からないということもあると思います。
店舗では手に入りにくいものや商品のイメージが浮かびにくいものには、だいたいの価格と商品が分かるように、リンクを貼ってあります。
衛生関連用品を準備する
マスク・・・・・・病気の感染を防ぐ、乾燥対策、作業時のゴミ、塵対策に。箱で用意しておきたいですね。新しいのを買ったら、防災グッズと入れ替えていきましょう。
除菌ジェル・・・・・・除菌シートやジェルを準備しておきましょう。衛生を保つことが大切です。
身体拭きシート・・・・・・身体が洗えない時には、熱くして、きつく絞ったタオルで拭くとさっぱり。しかし、水がないこともあるので、一定数のシートは用意しておきましょう。
水のいらないシャンプー・・・・・・水のない環境で、頭が痒くなった時にはこうしたグッズが必要になります。(拭き取り用の水がいるタイプと、水のいらないタイプを掲載しておきます)
歯磨きシート・・・・・・水を使えない時のために
救急キット・・・・・・中身は、絆創膏、マメ用絆創膏、胃腸薬などの常備薬、普段飲んでいる薬など
ワセリン・・・・・・ワセリンは、リップクリーム、ハンドクリーム、かゆみ止めなどあらゆることに使えます。
使い捨て手袋・・・・・・衛生に不安がある時には、これを使用して掃除などを行うのがベスト
身の回りで使えるものを準備する
アルミブランケット・・・・・・とても薄く、小さく、軽いですが、広げると何メートルにも。自分の熱で温まることができます。
レジャーシート・・・・・・荷物置き場にしたり、場所の目安にもなります。
カイロ・・・・・・寒い時期には必ず必要に。足用などもあると便利です。
布ガムテープ(強度が違うので布にしましょう)・・・・・・ダンボールの貼り合わせ、目印などにも使えます。
さらし(三角巾として、その他包帯として、ふきんとして、ハサミで切って何にでも使えます)
乾電池・・・・・・懐中電灯に合う電池を用意しましょう。また、単3を、単1にできるグッズも便利です(アダプター)
電源タップ・・・・・・一つのコンセントでは取り合いになることもあります。たこ足配線があるともっと便利ですが、荷物が重くなるので、小さなタップで十分だと思います。
ラップ・・・・・・ラップがあれば、水洗いできない環境でもお皿の衛生を保てます。お皿に被せて、洗わずに済むようにしましょう。また、くしゃくしゃにしてタワシの代わりに使用することもできます。
紙皿、紙コップ、プラスチック製の皿、フォーク、スプーン、割り箸類・・・・・・洗えないことを前提に準備しておきましょう。ラップを被せることで、こうした紙やプラスチックの製品を汚さずに使用できます。
ヘルメット(あると安心ですが、ない場合には、防災頭巾を用意しておきましょう。緊急の時には、帽子を被るだけでも違います)
厚手の手袋(園芸用や作業用が良い)・・・・・・手に傷の付かない手袋があると、作業が進みます。
懐中電灯・・・・・・頭に付けるものがあると、両手が空いて、危なくないです。その他に、ラジオ付き、発電機能付きなどの防災用懐中電灯が一つあると便利ですね。
生理用ショーツ・・・・・・被災中に、生理で漏れる心配はしたくないですし、パンツを取り替えることもできない時には、履いたら捨てるだけのこれは、本当に便利です。おむつ型の生理用品で、市販のものはこれ一択です。今は、市販品の種類がないですが、これから増えてくれると助かりますね。
おむつ・・・・・・本当に、いざ、の時には普段は必要ではない方も、お子さんも、おむつに頼るしかありません。簡易トイレもありますが、設置している時間も場所もない時のために、おむつも用意しておきましょう。
持ち出し用袋に詰めるのは、一時的に必要な分の食料と水
お菓子類・・・・・・アメ、チョコレートなど、場所を取らず、糖分の取れるものを用意しましょう。チョコレートが溶けやすい時期には、コーティングされているものや、中にチョコが入っているものを選びましょう。
食料2日分・・・・・・かんぱん、缶入りのパン、アルファ米、温めなくてもおいしいカレーなど、火と水の無い場所で食べられるものを準備します。
食品加熱用パックがあれば、レトルトカレーなども温めて食べることがでるので、レトルト品を入れても大丈夫です。
水・・・・・・500mlのペットボトルの水を数本用意しておきます。(1人当たり2本は準備したいところです)
100均でそろえられるグッズ一覧
はさみなどは、マルチツールで代用することもできますが、100均などで購入したものの方が安く集められて、使い勝手が良いと思います。また、ゴムなどは大量には必要ないので、普段使うものを小分けにして入れておきましょう。
マルチツールは便利ですが、小さくて使いにくいこともあるので、価格と使い勝手を考えると、個別でそろえる方が便利かも知れません。(ただ、マルチツールの方が、かっこいいことは確かです)
はさみ、輪ゴム(何本か)、養生テープ、小型ナイフ(果物ナイフなど)、ピンセット・・・・・・何かと便利なグッズ類です。
ジップロック、袋止めクリップ・・・・・・袋やクリップがあると、開けてしまって、でも今は食べられい物を一時的に保管しておけます。防水対策にも使用できます。
睡眠のために必要な防災グッズ
アイマスク・・・・・・しっかりと暗闇をつくってくれるものを選びましょう
耳栓・・・・・・耳栓には、耳の中に押し込むタイプと、耳に蓋をするタイプがあります。耳の中に異物があるのが苦手な人は、上から蓋をするシリコンタイプを選びましょう
エア枕・・・・・・枕がないと眠れない人は、準備しておきましょう。
タオル・・・・・・タオルを重ねただけでも、枕として使えます。他にも、タオルはあると使い勝手が良いですね。
ヨガマット(厚みのある程度あるもの)・・・・・・ヨガマットは、持ち手付きで売られているので、持ち運びも便利で、しかも、厚みが10mm以上のものを選べば、マットの代わりになります。普段はヨガに、いざという時には、避難用のグッズとして使えます。
もちろん、専用の防災用ベッドマットでも大丈夫です。
非常用給水袋・・・・・・水の配布があった時のために、給水袋を用意しておきます。
避難の時にはいつものバッグも忘れずに!
保険証や免許証などは、普段から持ち歩いていると思いますので、いざという時は、いつものバッグやお財布を忘れずに持って行きましょう。
通帳・印鑑などについては、ダイレクト決済に変えて、必要のないようにしておくのがベスト。
持ち歩く場合には、防水ポーチに入れておきましょう。
防災バッグの中に、下着、肌着などを数枚入れておくと、あわててバッグに入れずに済みます。
外に出て行く時には、長靴、運動靴(防水)などでしっかり足を守りましょう。
水やガスや水道が停止している状態で自宅や車で生活するには
インフラ(水・電気・ガス)が復旧するまでは
電気・ガスが復旧しない時に、自宅に発電システムがあると、本当に便利です。
発電機・・・・・・ホンダの発電機は、海外でも高い評価を得ている製品です。定期的に使用しないとダメですが、普段からこれを使用していれば、いざという時に本当に頼りになりますね。(発電機は他にも色々種類があります。直接見てから買うのが安心です)
ソーラーパネル・・・・・・最低限の電気をまかなうのでせいいっぱいではありますが、あると、ないとでは違ってきます。
ガスコンロ・・・・・・ガスボンベを数本用意して、鍋料理などで使っては補充、を繰り返しておきます。防災用というよりは、普段から使っておくことが大切です。
簡易トイレ・・・・・・トイレが使えない時には、簡易と入れを自分達で作ることになります。
ろうそく・・・・・・長期となると、電気がもったいなく、使えなくなります。ろうそくで代用できる所は、ろうそくを使います。
アルミホイル・・・・・・ホイルは、保管などにも役立ちますが、わずかな明かりを広範囲に広げるためにも使えます。
マッチ、ライター類・・・・・・火を付けるための道具を用意しておきます。
タオルケット・・・・・・普段使用するものとは別に、ビニールの布団袋などに入れて、保管しておくと、いざという時に汚れていないものを使えます。
食料備蓄(パントリー)をしておく大切さ
自宅に食料庫を作ろう
食料庫といっても、大がかりなものではありません。食品を入れておくスペースの一部を、防災用と兼任にするのです。
補充と消費を繰り返しながら一定数を保つようにしておくことで、食品が古くならず、一定の数を確保しておけます。
備蓄しておくもの缶詰
カップラーメン
レトルトのおかず
レトルト米
フリーズドライの食品(味噌汁やスープなど)
これらは、決められたスペースに一定量(家族が2週間暮らせる分)を用意しておくと、安心です。
合わせて、水も、普段からペットボトルの水を使用するようにします。
全てをペットボトルの水に変える必要はありませんが、珈琲や、ご飯にはペットボトルの水に、などと決めて一定量を毎日使うことで、新しいペットボトルがいつも家にある状態にできます。こうしておけば、ペットボトルの水が古くなることもありません。
普段から、防災と兼用できるものを準備しておくことで、災害の時に何もないという状態を防げます。
防災グッズのほとんどの物が普段も使えるものです。グッズの中に入れたものから使っては、新たに補充をすることで、中身が古くなることなく、さらに、中身を把握して生活できるので、防災意識も高まります。
一覧の中には入っていないけれど、家ならこれが必要、私ならこれも入れるなと思ったものについては、防災バッグの中に入れておきましょう。
自分にあった、家族にあった防災グッズを揃えて、しっかりと、いざに備えておきましょう。